おわりに

 ~おわりに~

 

 東日本大震災により亡くなられた多くの方々に対しまして、深く哀悼の意を表します。

 今の日本に生きる人間の一人として、非常に多くの犠牲者のことを忘れないことが、死者への供養であると感じています。

その一方で、何とか生き残られた被災者の方たちの変わらない現状を思いますと、悲しんでばかりもいられません。

 結局この世は、肉体も健康も含めまして、いつでも簡単に失うものばかりに囲まれて暮らしているのが真実です。この世で、いったい私たちは何を学ぶのでしょうか?

 私は震災後に特に、やはり自分が生きている間に、どれほど他人への「思いやり」を持てたのか、どれほど思いやりを行動に表したのか、しかないという思いを強くしております。

 人間を真から救うのは他人や他の存在ではなくて、自分が他人を助けようと思った気持ちが、そう思った本人自身を後から救うと感じています。

 つまりこの世には、自分が真に得られるものは、他人のために差し出した「気持ち」を自分が受け取っていくという大きな仕組みがあると感じます。

 だからウツ病などで心が苦しい人は、自分の現状や将来のことばかりを考えずに、他人のためになることをわざと考えてみるのも、自分自身を救い出す良い手段かもしれません。

 被災者の方が、亡くなられた縁者や周りの人々のために、もう少し頑張って生きてみようと思える状態が早く来ることを想ってやみません。

 日本人の全体がこのように思えたとき、日本の復興と新たな展開が始まるでしょう。

 

 生かしていただいて ありがとうございます       伊勢白山道       以上です・・。

 

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