永久歯が生えてこない

 最近の子供たちは、なかなか永久歯が生えてこないそうです。驚くべき話です。乳歯が抜けて永久歯に生え変わるのは当たり前のことだと思っていましたが、この当たり前のことが起こりにくくなっているようなのです。

 この話を聞いて、30~40年前のことを思い出しました。その頃は、「最近の子供は親知らずが生えてこない」と言われていたのです。親知らずというくらいですから、この歯は子供が自立しはじめる青年期になって生えてきます。しかし、今では、親知らずが生えてこないほうが、ふつうになってしまいました。昔の人は硬い物を多く食べていたので、からだが要求して、親知らずが生えていたのでしょうか。

 子供の食生活についての記事によると、食べ物の中で柔らかい物はプリン、硬い物はほうれん草だというのです。私の世代の人たちが考える硬い食べ物と言えば、スルメあたりでしょうか。それが、今や、ほうれん草とは・・・・・。ほとんど硬い物を食べる機会もなく成長しているということなのでしょう。ここまでくると、歯そのものさえ必要なくなってしまうかもしれません。

 永久歯が生えにくくなっている背景には、歯や顎の発育を促すファクターも関係していると思われます。まず考えられるのは運動です。激しい全身運動をすると、かならず顎や歯にも力がかかります。歯を噛みしめます。これが歯や顎を丈夫にしたり、発育を促す力になると思うのです。つまり、子供らしく、からだを使う運動の不足が、今日の子供たちの歯の発育不良と関係していると思うのです。

 もう一つは、夜更かしの問題です。夜更かしの習慣がついてしまうと、低体温になります。体体温は全身の骨の発達障害とともに、歯の発育障害も伴うでしょう。

 子供たちの歯の発育を低下させる要因が、いくつも積み重なってきているのです。    以上です・・。

 

アニメの推しキャラのように顎のラインが細い人はそうそういませんが、生まれたときからマック&スイーツで育つとやばいかもですね。スルメとは言いませんが、干し芋あたりはよいかもしれません。永久歯は死ぬまで大事に使いたいものです。

温王子でした・・・