太陽の力

 地球上のほとんどの生き物は、太陽のエネルギーなくして生きていくことはできません。特に、地球の表面で生きている生き物と太陽の関係は深く、人間も例外ではありません。

 人間は地球上のさまざまな地域に住んでいますが、黒人は太陽の光の強い地域に適応した人種ですし、白人は太陽の光の弱い地域に適応した人種です。私たち日本人は黄色人種で、その中間的存在だといえるでしょう。

 当たり前のことのようですが、この基本を理解していないと、さまざまな誤解が生まれることになります。最近、オゾン層の破壊などに関連して、紫外線を浴びると皮膚ガンになるなど、その害について、いろいろ取り沙汰されています。有害な紫外線が増加していることはもちろん問題ですが、これらの説はアメリカやヨーロッパなどの白人を対象にして書かれた論文に基づいているのです。それを、人種の違う日本人にそのまま当てはめているのです。

 アメリカやオーストラリアで暮らしている白人たちは、本来は太陽の光の弱い地域に住むのが適している人種なのに、ネイティブアメリカンやアボリジニーが適応して住んでいた太陽の光の強い地域に住みだしたので、紫外線に対して、特に注意が必要なのです。

 しかし、日本人は太陽の光の中間的な強さの地域に適応しています。白人のように、「紫外線を浴びるとからだに悪い」とはならないのです。

 むしろ、太陽に十分に当たることが日本人の健康法といえるでしょう。実際、日に当たると血行がよくなり皮膚の輝きも増してきます。また、紫外線は骨をはじめとする運動器を丈夫にするので、日光に当たって過ごしている人は健康度が増すのです。これが、漁師の人たちが丈夫で長生きする理由のひとつだと思われます。

 特に、子供が日光に当たらない生活を続けていると、色白でからだがひ弱になり副交感神経優位の体調になってしまいます。この体調は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息を発症する体調そのものです。日の光の下で元気に遊ぶことがアレルギー体質からの脱却の道なのです。先日、藤田絋一郎先生とお話ししましたが、外で泥んこ遊びする子供はアレルギーにならないとおっしゃっていました。太陽に当たることが健康を維持するためには不可欠なのです。   以上です・・。

 

人種のお話が面白いと思いました。みなさんはどうお感じになりましたか?やはり「安保理論」は理にかなっていると、再度、認識しました。    温王子でした・・・