サプリメントはなぜ流行るのか

 サプリメントや健康食品の市場が、ますます大きくなっています。その勢いは、止まるところを知らないという表現がぴったりです。今や、病気で悩んでいる人や健康に不安のある人のほとんどが、サプリメントや健康食品を摂る時代になったのではないでしょうか。

 この流行の背景には、理由が二つあると思います。一つは医療の現状に対する不満です。慢性疾患に対して行われる対症療法は、確実にからだを痛めつけています。特に、ガンに対する抗ガン剤、膠原病に対するステロイド剤、潰瘍性大腸炎に対する消炎鎮痛剤(ペンタサやサラゾピリン)、高血圧症に対する降圧剤などは、むしろ病気を悪化させる治療なのです。医師は続けるように勧めるけれど、本当にこれでいいのだろうか。治療をやめる勇気はないけれど、なんとかそこから逃れたいという気持ちが、患者さんにあるのではないでしょうか。

 対症療法によって、たとえ症状が軽くなったとしても、それはからだの反応力や生命力を低下させたことによるので、治癒とは正反対なのです。これらの薬はからだにさらなる不調を引き起こしてしまいます。脈が速くなり、からだは冷え、便秘になり、生きる喜びさえ奪ってしまうことになります。

 このような状況のなか、勘のいい患者さんがサプリメントや健康食品に向かうのです。そして、それは口コミなどの情報で伝わることも多い。熱心に進める人は、その商品で自分の病気を脱却した経験を持っていることが多いので、説得力があります。

 二つ目の理由は、からだの調子のよさを自分で実感できるからです。特に、からだが楽になった、顔色がよくなった、便通がよくなった、手足が温かいなどが感じられます。薬で抑えられていた生体反応が出るようにもなるので、場合によっては、からだがだるくなったり、熱や痛み、発疹が出るなどというところまで進むこともあります。これは好転反応と理解できます。3~4日でこのような症状は治まり、からだの調子は前よりもよくなるでしょう。

 しかし、サプリメントや健康食品がいくらからだにいいといっても、間違った治療を撥ね返すほどの力はありません。やはり、対症療法の薬はやめなくてはなりません。また、人によっては合わない場合もあるので、慎重に自分の感性や感覚で選ばなくてはいけません。3週間くらい試して、あまり変化が感じられなかったら、変えてみるくらいの気持ちで選べばいいでしょう。病気は生き方の偏りから来ているのですから、生き方を見直すことは常に必要です。そうすることによって、サプリメントや健康食品の力もさらに生きてくるのです。    以上です・・。

 

王子もコロナが最盛期の頃はサプリにハマりました。今は、どれもやってはいませんが、マイナスからのUPではなくて、マイナスへ行かないようにと用心のためでした。効いていたかどうかは分かりませんが、心に余裕はできました。使い方次第ですね~。    温王子でした・・・