食事について

 偏った食事で健康を維持することはできません。

 私たちが物を口にすると消化管が動き出すので、副交感神経が働き出して気持ちが落ち着きます。消化管の働きは、休息や睡眠と同様、リラックスの体調をつくる副交感神経によって支配されているのです。

 どんなにイライラした人でも、頭にくることがあって怒っている人でも、おいしいごちそうを食べはじめると気が静まってきます。このため、ストレス解消に一番てっとり早く効果をあらわすのは、飲み食いすることなのです。しかし、ストレスをすべて飲み食いだけで解消しようとしていると、大酒飲みになったり、肥満を招くことになってしまいます。

 あるレベルまでなら、太っているほうがゆったりした病気知らずの生き方を維持できますが、行き過ぎると危険が待っています。副交感神経過剰優位は、からだを動かすのが面倒になり無気力を招きます。また、自分のからだを動かすだけで息が切れるような状態になると、一気に交感神経緊張のストレスパターンになってしまいます。自分のからだでストレスをつくっているわけで、これは病気の始まりです。

 食事の偏りで最も多いのは、甘い物を摂り過ぎることや油で揚げた物を多く摂ることでしょう。いずれも、リラックスの体調に入りやすい性質の食べ物です。食べたときの満足度が大きいのです。甘い物は消化吸収の過程を経ずに血糖値を上昇させることができますし、油で揚げた物はカロリーが高いので長時間にわたって満足感が持続します。

 しかし、甘い物は血糖を上昇させる力は強いのですが、血糖が下がってくるのも早いので、間食を必要とする世界に入り込んでしまうでしょう。

 一方、食物繊維の豊富な野菜、海藻,きのこ類は、消化吸収に時間がかかるので、消化管が働く時間が長くなり、性格をおだやかにする力を持っています。消化吸収に時間がかかるということは、血糖上昇も遅いが血糖下降も遅くなるので、間食を必要としないパターンにできるのです。健康を考えるとき、生き方の次に大切なのは、食事です。   以上です・・。

 

「食事」大切ですね~。王子は、概ね良好といった所だと思います。皆さんもおおむね良し!ですよね~。    温王子でした・・・