真面目ながんばり屋

温王子です。今日は王子のことです(笑)。では・・。

 

 真面目であること、そして、がんばることは、日本人にとって大いなる美徳です。たしかに、不真面目だったり、怠けてばかりいては、りっぱな人生を送れるとは思えません。しかし、真面目にがんばることで、病気になる危険度は上昇してしまいます。胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、パーキンソン病、ガンなどは、真面目ながんばり屋につきものの病気なのです。

 真面目ながんばり屋が就く職業の代表的なものを挙げれば、学校の先生、警察官、公務員などでしょう。このような仕事をしている人に、前記の病気になる人が多いようです。若いときは、急性ストレスによって交感神経が緊張し顆粒球が増加するので、粘膜破壊の病気になります。それが胃潰瘍や潰瘍性大腸炎です。ストレスが慢性化し、40代、50代に突入するとパーキンソン病やガンが発症してきます。

 自分の性格を自己診断して、真面目ながんばり屋だと思ったら、生き方を見直す必要があるでしょう。そのまま同じ生き方をしていては、健康を維持することはできません。「息抜き」「骨休め」「気休め」が必要です。

 「息抜き」とは、ストレスによって起こる交感神経緊張に特有な、浅くて速い呼吸から脱却することです。ゆっくりと大きな呼気を心掛けることが息を抜くことでしょう。呼気は、鍼灸学の西條一止博士も述べられているように、副交感神経支配下にありますから、息抜きは、ストレスから脱却しゆったりとした生き方に戻る大切な行為なのです。「休息」は奥が深い言葉です。からだを労わることが、呼吸と密接に関係することからできたのでしょう。

 「骨休め」は重力から解放されることです。まじめに仕事をしつづけることは、からだの負担となりますが、からだのなかで直接影響を受けるのは骨です。骨は筋肉とともに重力の負担を一手に引き受けているからです。骨休めのない生き方は筋緊張を招いてパーキンソン病を引き起こしますし、粘膜や組織の破壊が繰り返された場合には発ガンします。ガンの患者さんの多くは真面目ながんばり屋で、他人の仕事まで引き受けて生きてきたような人が多いのです。

 「気休め」も奥の深い言葉です。気疲ればかりしていては身を滅ぼしてしまいます。心で起こる交感神経緊張の極限が、気疲れや気が滅入る状態でしょう。「骨休め」「気休め」は、それぞれからだと心の休息を意味しています。これを怠ると、ついには交感神経緊張の持続で、わが身を破滅させてしまうという先人の深い教えなのです。   以上です・・。

 

いや~十数年前からの自身を走馬灯のように思い起こしながら、打ち込み作業をしていました~(笑)。気をつけましょう!   温王子でした・・・