自分を知る

温王子です。今日のお題、大切ですね~。見ていきましょう。では・・。

 

 無理な生き方は交感神経緊張を招きますが、そのときの精神状態は、気づかないうちにふつうではなくなっていることを知っておく必要があります。何かにとても熱中していて、人に呼びかけられても気がつかなかったというような経験はありませんか。

 交感神経緊張時の特徴は、神経と精神の活動の低下を必ず伴うということです。このため、「自分を知る」、あるいは「現状を知る」などという感覚がますます弱まってしまうのです。

 病気の人を観察していると、よくあそこまで無理ができたものだとあきれてしまうこともたびたびです。これは実は、その人が交感神経緊張状態に入っていて、現状を客観的に把握できなくなった結果なのです。

 近頃、猛烈サラリーマンなどの間で、禅の教室などに通うことが流行っているようですが、だまって座り瞑想することは交感神経の緊張を解くので、精神の活動を再開させ、我に返ることができるのでしょう。

 先に述べた「病気から逃れるための12ヶ条」のうち1と2は、ふつうの精神状態であれば、誰でも気づけることですが、交感神経緊張状態に入ってしまっている本人は意外に気づかないものなのです。また、自分自身だけでなく、家族や職場の身近な人たちがこの流れに入ってしまったら、この条目を思い出して一声かけてあげましょう。

 交感神経緊張状態に陥ったときの指標を、もう少しお話ししましょう。

 第一は、食事の時間が短くなることです。ふつう、1回の食事にかける時間は、15分から20分くらいでしょうか。これが3分とか5分とかに短縮されてきたら、その人は交感神経緊張状態にに入ったと思わなくてはいけません。逆に、副交感神経優位でのんびり生きている人は食事の時間が長くなりがちです。30分を超えていたら、逆の意味で注意が必要です。

 第二は、寝違えやこむら返りを起こしたりするときです。交感神経緊張は骨格筋の緊張を伴いますから、いつも筋緊張の症状を抱えることになります。その結果、寝違えやこむら返りを引き起こすのです。松井秀喜選手がアメリカのメジャーリーグに行ったばかりの頃、寝違えたと報じられたことがありましたが、私は、松井選手もストレスを感じているのだな、と思ったものです。

 また、私生活でのトラブルや、多額の借金といった大きなストレスなどでも、筋緊張で首が回らなくなることがあります。ある将棋の八段が、首が回らなくなったというニュースが「将棋ジャーナル」に出ていました。その後、この八段は奥さんと離婚したそうです。    以上です・・。

 

離婚話はシャレになりませんね。首が回らなくなったときは、今日の記事を思い出して対処したいと思いました。まあ、性格ということも関係してくるでしょうが、自律神経のバランスを常に意識して生活を振り返ることもアリかな~と思います。    温王子でした・・・