「ガンが治る」ということ

温王子です。今日でガン関連は最後となります。では・・。

 

 私は、今のような研究を数年間続けていますが、以前は、「ガンを手術で切り取ることはガンを治すことだ」と考えていました。現代医療でも同じような考えのもと、ガンの手術が行われています。しかし、このような考え方を推し進めていくと、いろいろな矛盾が起こってくるのです。

 たとえば、リンパ節に転移があったとき、盛んにリンパ節廓清をする行為です。これは、第2章でもお話ししたとおり、ガンの拡がりを防いでいるリンパ節を悪者扱いしてしまっています。実際、徹底したリンパ節廓清がガンの予後を改善しないというのは広く知られるところです。ガン組織だけを治療目標にする危険性がお分かりいただけるでしょう。

 開腹したものの手術ができずに、途中で大手術を断念した患者さんの方が消耗が少なく、その後、助かる率が高いという現実もあります。大手術自体が、ガン患者にとって大きなストレスとなり、病気が悪化するという事実があまりにも無視されているように思います。

 ガンの発症原因が生き方の無理から起こっていることを理解すれば、リンパ節廓清や大手術で患者さんのからだを消耗させることは、さらなる無理を患者さんに強いることになり、ガンの治療のためには不利益となるのは明らかでしょう。

 転移もなく、ガン組織がきれいに取り除かれた場合でも、ガンが治ったとするには疑問を呈さざるをえません。発症原因がまったく除かれていないからです。極言すれば、これでは1~2年後の再発をただ黙って待っているだけともいえます。最近は「早期発見。早期治療」が言われ実践されていますが、ガンの年次死亡率は急上昇を続けています。やはり原因の除去なくして、ガンの治療は存在しえないのです。

 逆に、大きなガン組織や転移巣を抱えたガンの患者さんでも、生き方の無理が改善され、交感神経緊張からの脱却に成功した場合は、「ガンはほとんど治った」といえると思います。確かにガンの消失までには時間がかかりますが、これは生体反応としての要求時間なのでしかたがありません。1~3年はガン組織と共存していても、よしとしなければならないでしょう。

 このように、ガン組織の有無だけでガンが治ったかどうかを判定することはできないのです。病気が治るとは、本来そういうものなのです。 

以上です・・。

 

温での、「還元陶板浴」での養生が1~3年は必要だということですね。「生き方を かえりみてなお 陶板浴」といったところでしょうか?病気になってしまうことは、しょうがないことなので、自分で、自分が治すと決心する勇気ですかね~。そのためのお勉強も必須かと思います。   温王子でした・・・