ガンの三大療法に引き込まれる心理

温王子です。今日も「ガン」関連の1節です。見ていきましょう。では・・。

 

 私は、ガンは無理な生き方による交感神経緊張の持続から引き起こされることを明らかにしました。原因がはっきりしましたから、ガンから脱却するするのはそれほど難しいことではありません。つまり、からだを労わる生活に切り替えればよいのです。無理な生き方を変えるということは、人間らしい生き方を取り戻すことでもあります。

 しかし、このような進展があったにもかかわらず、手術・抗ガン剤・放射線治療というガンの三大療法に引きずり込まれる人が、まだまだたくさんいます。その心理について考えてみましょう。

 一番の問題点は、病気をつくったのは自分であるという自覚が患者さん本人に少なく、「こわい病気は他人が治してくれるもの」という考えから抜け出せないことでしょう。病気になる前の人生や生活について、もう一度じっくり振り返ってみる必要があります。

 第二の問題点は、からだを消耗させる治療を受けてしまえば、それが病気を助長してしまうという矛盾に気がつかないことです。抗ガン剤を使うと、代謝障害によって髪の毛が抜けてしまったり、胃腸の上皮細胞が破壊されて消化機能に異常が起こります。そして、肝腎なリンパ球の産生が障害されて免疫機能が低下してしまうのです。これでは、ガンの組織が多少縮小したとしても何もプラスになりません。結局は再発して、治療に失敗してしまうのです。この矛盾に患者さん本人が気づけるかどうか。それは感性の問題でもあると思います。

 第三の問題点として、これまで明らかにされたいなかった事実をここで紹介しましょう。それは、抗ガン剤や放射線照射が、激しい低体温をつくって生体を破綻に導くということです。生命体は、代謝能力を体温によって維持しています。からだが冷たくなるということは生きる力を失うことでもあるのです。抗ガン剤や放射線照射は代謝障害から低体温を招くので、からだの発熱作用を低下させ、その結果悪循環をつくってしまいます。低体温は循環障害でもあるので、血行が低下し顔色が悪くなります。つまり、生命力の基本が損なわれていくのです。

 21世紀のガン治療は総合力で行うもので、それは人間性を取り戻す治療ということができるでしょう。人間の尊厳を守る闘いでもあるのです。その逆が、他人に命をあずける治療であり、それが20世紀のガン治療だったのです。   以上です・・。

 

 21世紀に入り20数年が経ちましたが・・21世紀のガン治療がスタンダードになっている感はありません。若年層(30~50代くらい)の方々は、仕事との折り合いで苦戦しているように感じます。  温王子でした・・・