リンパ節を取り除いてしまうと

温王子です。今日は手術で良く耳にするアレです。では・・。

 

 世の中では稀に、本末転倒のことが行なわれています。ガン患者の手術の際に行われるリンパ節廓清{かくせい}(リンパ節をすっかり取り除いてしまう手術)ほど、本末転倒で悲しいことはありません。

 リンパ節には、からだのなかのいろいろな組織から体液が集められ、リンパ液となって入ってきます。このとき、異物や異常細胞も集められて処理されるのです。リンパ節の処理能力が充分に発揮されるには、自律神経のバランスが良く、深部体温が37℃以上あることが必要です。

 ガン細胞がリンパ節に見つかりやすいのも、リンパ節によるガン処理能力のすばらしさを表すものなのです。リンパ節にガン細胞が見つかったからといって、そのリンパ節を除去するのはマイナスです。それはむしろ、からだの防御系を破壊し、転移を促進させる医療行為なのです。

 広い範囲でリンパ節を切除してしまうと、そこからの抹消のリンパ液の流れを遮断してしまいますから、リンパ浮腫を招くことに繋がります。乳ガンや子宮ガンで手術を受けると、手術後にリンパ浮腫で苦しむことがあります。

 リンパ浮腫はリンパ液の流れの停滞によって起こるので、これは免疫系の低下でもあることを忘れてはいけません。乳ガンの手術をする場合でも、原発巣を小さく抉り取るだけにとどめて、残存したガン細胞は免疫を高めて完治させるという流れが必要なのです。このような手術法にすれば、リンパ浮腫を招くことはありません。

 歯科医の臼田篤伸先生は、その著書で「リンパ節はガン発信基地ではない」と述べていますが、まさしくその通りだと思います。敵と味方を取り違えているのが現代医療なのです。

 最近では、外科医側からの発表でも、リンパ節の広範囲廓清はよい結果をもたらさないというデータが出されています。早くこの考えが普及してほしい物です。犠牲者が多すぎます。

 リンパ節廓清だけでなく、そもそもガン細胞を切り取ってしまおうという考えは危険です。どうしても手術を行う場合には、他の組織への圧迫症状などを引き起こしている部分だけを切除し、あとは免疫の力で完治させればよいのです。   以上です・・。

 

「免疫の力」を知ってほしい、知っててほしい!という趣旨が、本ブログでの「安保理論」発信です。還元陶板浴に出会った皆様には、ご自分の免疫力の凄さを再度、ご確認(お勉強含め)して頂きたいと思います。温にお越しください!お待ちしております。   温王子でした・・・