鼻炎がなかなか治らない理由

温王子です。今日は「鼻炎」についてです。王子の息子もなかなか治りませんでした。見てみましょう。では・・。

 

 新聞の医学相談で、アレルギー性鼻炎が取り上げられていました。それに答えた大病院の耳鼻咽喉科の先生は、アレルギー性鼻炎がなかなか治らないときは、他の病気が隠れていることがあると述べていました。その病気の例として挙げていたのが、血管運動性鼻炎、慢性副鼻腔炎(アスピリン誘発喘息からくる)、悪性リンパ腫、ウェゲナー肉芽腫です。

 普通の耳鼻科で、アレルギー性鼻炎として治療して何カ月も治らない場合は、他の病気に対する注意が必要で、それは、専門家でないと見分けられないというのです。自分の力量を自慢しているようにも読み取れます。紙面には、開業医ではわからない病気も、大病院の医師なら見つけられますよというニュアンスが漂っていたのです。

 私は、この答えはおかしいと思います。アレルギー性鼻炎や風邪による鼻炎を、抗炎症剤によって延々と治療しつづけることに問題があると思うからです。消炎鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、ステロイドホルモンなどによって炎症抑制の治療を続けることは、それ自体が危険なのです。

 炎症は本来、抗原をからだの外に出したり、ウイルスと闘うための治癒反応として出現しているのです。薬物療法を延々と続ければ、自律神経の乱れをつくり、血管運動性鼻炎を二次的につくる可能性があります。また、使われた消炎鎮痛剤が抗原となって、喘息や慢性副鼻腔炎を併発してくるでしょう。炎症がさらに長期間続くと、上皮性のガンや悪性リンパ腫などが発症してくる可能性さえあります。

 口腔内の炎症の治療でも同様のことが起こります。口腔内の炎症の背後にガンが隠れていたのではなく、延々と抗炎症剤を使ったために、その行為によって、ガンを発症させたと考えなくてはならないのです。また、炎症はマクロファージの活性化を伴うことも多いので、これが肉芽腫形成の原因となるのです。

 このようにして見ると、本来治るために必要な炎症を悪者扱いして抗炎症剤で抑制し、炎症を持続させたために多くの病気が併発してきたのです。

 医師も患者さんも、薬だけに頼るのではなく、血液の流れを増やして治癒力を高め、炎症から根本的に脱却する道を選ばなくてはいけません。薬をやめ、からだを温めて、炎症をもっと盛んにしてやれば、短期間で治癒の流れに入るのです。   以上です・・。

 

何の、どんな病気でも通じる今日のお話しでした。知らなかった人は、ここで学習、知ってても出来てこなかった人は、復習ですね~。 

温王子でした・・・