起立性調節障害を治す

温王子です。今日は、「朝」、起きられないお子様をお持ちのご家族様は参考にされると良いと思います。では・・。

 

 若者を中心に、起立性調節障害で苦しむ人が増えています。起立性調節障害の主な症状は、立ちくらみ、めまい、腹痛、下痢、朝起きられない、イライラする、などですが、その原因と治療法を探求してみましょう。

 私たちのからだは、朝起床すると、血管を収縮させて上半身や脳への血流を維持する力が働きます。この働きが弱いと脳に血流がいかないので、ふらふらして立っていることができません。つまり、その後の活動を起こすことができないのです。

 なぜ、そうなってしまうのかというと、交感神経を緊張させる力が弱く、からだの血圧を高めることができないためなのです。起立性調節障害は起立性低血圧症と言いかえることができます。立ち上がるときには、誰でも短時間血圧が低下しますが、自律神経反射が起こって血圧を上昇させる仕組みが具わっています。起立性調節障害はこの反射が起こりにくくなっているのです。

 原因はいくつかあるので、順次挙げましょう。第一はストレス、心の悩みによって自信を失っている場合です。生きる力が低下すると、血圧上昇反射も低下してしまいます。第二は、夜更かしです。夜更かしが続くと、朝になってもまだ眠いので、血圧を上昇させる力も低下します。第三は甘い物の摂取です。甘い物を好んで食べていると、食べた直後は血糖は上昇しますが、すぐにインスリン分泌が起こって低血糖になるので、脱力が強く血圧上昇が起こらないのです。第四は、運動不足による低体温です。人間は動物です。からだを動かす生き物なのです。運動不足の人は筋力が低下し、筋肉からの発熱が低下するので低体温になってしまいます。そして、活力を失い血圧上昇反射ができなくなってしまうのです。

 このように、起立性調節障害には必ず原因があります。原因を追究して脱却しなければなりません。いずれも、運動、体操、食事、入浴などに気を付けることで改善の方向に進むでしょう。朝起きる前に、布団の中で手足を屈伸したり、塩水をコップに半分くらい飲んでから起きるのも効果があります。

 しかし、薬物療法ばかりに頼るのは危険です。薬を飲み続けていると、自分の力で血圧をコントロールできなくなるからです。薬で血圧を上げると上がりすぎて、今度は血圧を下げる薬が必要になるなど、破綻の世界に引きずり込まれてしまうでしょう。   以上です・・。

 

最後のフレーズは少し怖いモノがありました。でも大丈夫です。原因を突き止められれば、安保式で改善可能です。スマホで夜更かしはヤバイですよ~。気をつけましょう。   温王子でした・・・