好酸球

抗原はigE抗体で捕まえる必要があるので、好酸球増多とともに血中のigEの値が高くなります。

　このigE抗体と抗原の複合体が好酸球に結合して、好酸球から化学メディエーターという物質が放出され、炎症が起こります。炎症は抗原をからだの外に出したり、その部位から洗い流したりするために必要な反応なのです。好酸球増多を伴う胃炎や大腸炎は、このようにして誘発されるのです。

　好酸球は寄生虫疾患でも増加しますが、抗原を外に出すというメカニズムはハウスダストの場合と同じです。つまり、寄生虫排除の免疫システムもアレルギー反応で起こっているということです。寄生虫でアレルギー症状が強く出るのも、リンパ球と好酸球が多い人たちなのです。好酸球増多の人は、色白だったり肥満ぎみだったりすることが多いのです。　　　以上です・・。

　思った以上に、好中球の過剰反応や抗体の産生過多が病気に直結することが分かりました～。自律神経のバランス、大事ですね～。次回は「NK細胞」についてです。がん細胞も撃退してくれる一匹狼的なリンパ球。早く見てみたいですね～（笑）。　　温王子でした・・・