安保先生の連載第2弾

壁に断熱材が使われるようになって、寒さや暑さの影響を直接受けることも減って、快適な生活が保障されたのです。リラックス状態である副交感神経優位に移る生き方です。

 先日、住宅関連の仕事をしている人と話す機会がありました。これからの住宅に何が必要かという話題で、真っ先に挙がったのが換気扇です。アルミサッシのおかげで暖かさは抜群ですが、気密性が高くなったためにダニがはびこるようになったのです。ダニはハウスダストとして、アレルギー疾患の誘発物質になります。カーペットの普及もこの流れを助長しています。そして、新建材から出る有機溶剤が、アレルギーやシックハウス症候群をさらにはびこらせることになりました。換気扇はこれらへの対策なのです。 また、エアコンの普及によって、局所ではなく全室冷暖房になりつつあります。もし、これがさらに進んで、24時間、そして1年中冷暖房が完備された環境で暮らすようになったら、日本人は破滅してしまうかもしれません。

 私たちのからだは、本来、自分で体温を調節するようにできています。しかし、ずっと冷暖房が完備されていたら、この能力が低下し、自分で体温の調節ができなくなってしまうでしょう。

 真冬に、ものすごく暖かくした室内で、アイスクリームを食べたり、冷えたビールを飲んだりしていませんか。これは自分の体温調節機能を使わずに、外からの刺激でなんとか間に合わせている姿なのです。体温調節機能が低下している人は、冷暖房のない場所ではすっかり元気をなくしてしまいますし、夏に熱中症などで命を落とす危険も増えてしまうのです。  以上です・・。

 

ということですが・・、”以下は広告です” できるだけ冷暖房に頼らず生活するために「エコパラダイス工法」の家づくり&リフォームがあります。これは「温」の待合室でもご体感できますが、自然光と通風を最大限に意識した設計や「エコパラダイスコート」(焼成珪藻土+エコパラダイス溶液入りシーラー)を壁や天井、床(和室であれば畳下に可能)などに塗布するリフォーム。これで、揮発性の化学物質の消去と湿度の調整ができます。やり方次第では光熱費の大幅ダウンと過敏症の方々への対応も可能です。ご興味のある方は王子にご質問ください。エコパラ歴20年の王子が可能な限りお答えいたします。

 

基礎体温上昇と免疫力UP(白血球分画検査でわかります)も大切で必要不可欠ですが、室内(特に寝室)環境を整えることも参考にしてください。

温王子でした・・・