腹式呼吸で酸素をとり入れる(生活)

セロトニンを分泌するのは脳幹の中心部にあるセロトニン神経です。その周辺には、歩行、咀嚼、呼吸などを司る中枢があるので呼吸法が効果的です。さらには腹筋も鍛えられ腰痛予防にもなります。

 腹式呼吸をとり入れているヨガや太極拳、座禅や気功などでは、息をゆっくりと深く、細く長く吐くことにポイントを置いています。

 呼吸法は場所を選ばず、特別な体力も必要としないので、誰もが簡単に行えます。ただし、口呼吸は細菌やウイルスなどをとり込みやすく口腔内は乾燥し免疫力を下げかねません。必ず鼻呼吸で、背筋を伸ばし姿勢を正して行うと、十分な酸素がミトコンドリアにまで届きます。

 

 「丹田から気をとり入れる呼吸法」臍下丹田(せいかたんでん)呼吸法

 

1.背筋をピンと伸ばし、頭のてっぺんを天に引っ張られるような意識を

  持つ。丹田を意識する。肛門を締める。まず、体の中の空気をはききって     

  から始める。

2.鼻からこれ以上吸い込めないほどの息を吸い込み、丹田を膨らませる

  イメージを持つ。吸い込んだ空気を頭の頂点まで運び、丹田に下ろし、

  全身に運ぶイメージを持つ。

3.これ以上はゆっくり吐けないぐらいに口をすぼめて体の中の息を吐く。

  体の中から悪い物を出すイメージで吐ききる。

* たっても座っても横になっても行えるが、寝る前に行うと寝付きやすい。

 

お釈迦様が2500年前に悟りを開いたときに生まれたといわれる呼吸法。

丹田は、中国にある不老長寿の薬「丹薬」を栽培する田畑の意味から由来する。その位置は臍の下三寸(薬9cm)の場所にある。丹田はエネルギーの源である”気”が集まる重要なツボの1つ。  

 

 以上です・・。「病気の治し方」編は今回で終了です。次回はオマケをUP

します。いよいよ「安保徹のやさしい解体新書」も最終章に入ります。

 もう暫くのお付き合いをお願い致します。  温王子でした・・・