脳~体全体をコントロール~

生命を維持できなくなります。 脳には心筋、赤筋と並んでミトコンドリアが多く、酸素と温かさが必要な場所です。

 

 「うつ病」~交感神経緊張・副交感神経優位・血流障害~

 

 病気は診断してちょっと手に余れば原因不明、治せないと、仮面うつ病、新型うつ病と新しい名前がつけられていきます。病気の成り立ちは考えられていません。

 うつ病は、男性に比べて女性のほうが2倍以上かかりやすい病気ですが、ここのところサラリーマンにも急増しています。

 うつ病の人は顔色が悪く、低体温でミトコンドリアの多い脳が働けなくなった、頭熱足寒状態にあるといえます。何事をするにもおっくうになる憂鬱寛や、自分、社会、将来に対しての悲観的な考え方が強くなる悲哀感が共通しています。

 副交感神経優位の状態にある人は、急激な環境の変化や人間関係の問題など、ストレスをきっかけに発症します。いいことも悪いこともすべて、その変化が精神的肉体的なストレスになり、自律神経の偏りを大きく揺さぶるわけです。副交感神経優位は、血管が開き過ぎて血流の停滞による血流障害が起こり、ミトコンドリアがうまく働いていません。しかも、ストレスはアドレナリンや副腎皮質ホルモンを分泌させて、交感神経緊張による瞬発力を使って乗り越えますから、副交感神経優位に傾いていては越えられません。

 仮面うつ病は、疲労倦怠、不眠、めまい、肩こり、食欲不振などの症状から内科の病気として扱われ、精神的な症状が目立たず隠れているものです。これは副交感神経優位の状態に何らかのストレスを受けて、その反動で交感神経に揺さぶりが起こり体の症状が出たものです。

 新型うつ病は若い人に多く、自己中心的でなんでも他人のせいにしがちです。自分に都合の悪いことに直面すると落ち込んでうつになりますが、自分にうれしいことや楽しいことがあると元気になるタイプです。まさに副交感神経優位の若者特有の抑うつ状態を示する反応の一つです。

 また、中高年に多い従来のうつ病は、真面目で几帳面、正義感や責任感の強い性格の人が、無理を重ねて、人間関係や仕事がうまくいかないのは自分の責任だと思い悩んだ末に発症してしまうわけです。交感神経が緊張し過ぎて血管が収縮し、虚血による血流障害が起きてミトコンドリアがうまく働いていません。ストレスを乗り越えられないほど極限に達しています。交感神経緊張の人ほど、新たな脳の病気を招きやすくなります。

 うつ病は脳内の神経伝達物質のバランスの乱れが原因と考えられているため、治療は精神を安定させるセロトニンや意欲を出させるノルアドレナリンのコントロールをするために抗うつ剤に頼りがちです。選択的とり込みセロトニン阻害剤(SSR1)やセロトニン・ノルアドレナリン再とり込み阻害剤(SNR1)などで、神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンの濃度を高く維持するようにします。脳内神経伝達物質には放出側と受取側がありますが、放出側から放出した物質で受取側が受けとれなかった物質は、放出側に戻って再放出されます。この再とり込みを阻害しようというしくみから生まれた薬です。

 しかし、神経伝達物質を人為的に遮断したりふやしても微妙な調整は難しく、薬が働いている間しか効き目はありません。薬はどうしようもないときの緊急サポートにすぎません。また、うつ病の薬は依存性が高く、急にやめると副作用を誘発します。離脱には時間がかかりますが、必ず治癒に向かいます。

 私は、脳内伝達物質の不足の原因は低体温にあると考えています。冷え、肩こり、首のつまり、不眠、頭部のうっ血などの症状を解消するために、まず体温を上げることです。気力のないときにはカイロや湯たんぽを使って温め続けましょう。

 下半身へ降りた血流を押し戻し循環させるためには筋肉が必要です。体はつながっているので、特に足の強化は重要です。

 そして、脳のミトコンドリアを元気にするには、一定時間の睡眠をとり脳を休めることです。  以上です・・。

 

やはり体温は最重要なんですね!足の筋力UPがウォーキングなら・・

週2回のお散歩&陶板浴で、おいしく食べて良く寝る!

これに尽きるのではないでしょうか?  

 

「温」でおまちしておりま~す(笑)。  温王子でした・・・