子宮頸がん・子宮体がん

 子宮内膜が増殖を続けるのは、血流障害を改善し冷えから守ろうとする反応です。

 温めやすい場所にある子宮は、更年期になりホルモンの分泌が推移しても、血流障害さえなくせば、以上に増殖した細胞を貪食する免疫細胞たちが活躍してくれます。

 古い免疫システムにうまく移行するには、体の内外から温めることです。子宮体がんも温めて乗り越えられます。それは更年期障害も一緒です。

 

最後に「妊娠のしくみ」で、冷えに弱い女性特有の臓器「子宮」を終えたいと思います。

 

 女性は妊娠適齢期になると、女性ホルモンのエストロゲンを分泌してリンパ球の多い副交感神経優位の妊娠しやすい体づくりを始めます。エストロゲンは、子宮内膜の増殖、子宮筋肥大増殖、乳腺発育、骨の発育などの役割を果たし、その中のエストラジオールは子宮内膜を厚くし、子宮頸管粘膜を分泌した精子の通りをよくする働きをしています。つまり副交感神経優位になると、母親の卵子と父親の精子が母体内で受精しやすくなります。

 母体は、妊娠をきっかけに胎盤から女性ホルモンが出て交感神経優位に移行します。顆粒球がふえ、リンパ球が減り免疫システムが妊娠後期まで段階を経て強く抑制されていきます。母親と父親から遺伝子を半分ずつ受け継ぐ受精卵は、母親からすれば半分は自分ではありません。そのため母体で胎児が攻撃されないように特別な免疫体制が発動しています。胎児が異物として攻撃されないよう胎盤に子宮内には存在しない顆粒球やNK細胞、胸腺外分化T細胞ばどの白血球が集まり、胎児を守るための最適なバランスを保っています。

 妊娠中は母親の胎盤を通して酸素や栄養、抗体などの免疫力を胎児に渡しています。出産後の特に初乳にはigA抗体(細菌やウイルス、アレルゲンなどの侵入防止)が多く、赤ちゃんの消化器系呼吸器系の粘膜を保護してくれるので飲ませましょう。 以上です・・。

 

いや~王子にとっては、とても神秘的な安保免疫学でした~(笑)。

 

次回からは男性特有の「前立腺」にフォーカスしてUPします。王子、真面目にお勉強しないといけないかもしれません(笑)。 温王子でした・・・