子宮(冷えに弱い女性特有の臓器)

卵子を使います。子宮の筋肉は伸縮性があり、出産直前には長さ約35㎝、幅約25㎝まで伸びます。出産時には胎児を押し出そうと収縮して働き、出産後には元の大きさにまで縮みます。

 

 「不妊症」~交感神経緊張・血流障害~

昔から不妊の原因は冷えにあるといわれてきていますが、ミトコンドリアがたくさんある卵子を成熟させるには温かさが必要です。体の中心部で卵子を育てる宿命を持つ女性には、冷えが最大の敵なのです。

 不妊症の女性の特徴は、血管が細く全身の血流が低下している、冷えがあり手が冷たく顔色が悪い、真面目で神経質、ホルモンがアンバランスの人が多いようです。つまり、冷えがあり交感神経緊張の女性です。

 妊娠適齢期になると、副交感神経が優位になってリンパ球がふえ、色白でふくよかな妊娠準備の体づくりが始まります。

 ところが、なかなか妊娠しにくい女性は、冷房やアイスクリームなど体を冷やす環境や冷たい物を好み、冷えや寒さに鈍感になっています。しかも、交感神経緊張状態になっていて、顆粒球が卵巣や子宮に集まって粘膜の炎症を引き起こしたり、血流障害が炎症を長引かせたりしています。

 現在、女性の社会進出による晩婚化が進み、高齢出産がふえています。卵子の老化が進み、35歳の女性が出産できる可能性は20歳代の約半分になり、日本は不妊治療専門のクリニックの数と体外受精の実施数で世界一になっています。将来の妊娠に備えて若い独身女性の卵子の凍結保存への需要が高まっています。ですが、卵子さえ若ければ妊娠できるというものではなく、体には妊娠適齢期があります。

 女性の社会進出を守るために妊娠時期をずらす考え方よりも、安心して妊娠、出産、育児のできる環境づくりが必要です。

 社会では優れた才能を持つ女性が活躍していますが、男性と肩を並べて頑張りすぎ、交感神経緊張を招いているように思えます。交感神経緊張状態を改善し、血流を改善できれば妊娠は可能です。

 女性の性質は、ミトコンドリアそのものです。ミトコンドリアの遺伝子は人類発祥以来女性からずっと受け継がれています。

 ミトコンドリアは、温かくてゆっくりと持続的なエネルギーをつくり、自分勝手な分裂をせず、宿主の細胞と共生をはかっていきます。女性らしさを持っています。

 体を温めてリラックスできる温泉や旅行に出かける時間をつくり、リンパ球の多い副交感神経優位の体質をつくれば、不妊症の悩みは解消できるでしょう。 以上です・・。

 

いや~、女性の皆様にとっては割と当たり前の事だったかもしれませんが・・王子にとっては、初めての「保健体育」の授業のようでした~(笑)。

お母さんが中学生の娘さんにでもレクチャーできると、株が爆上がりするかもしれませんね~(笑)。次回は「子宮内膜症」「子宮筋腫」についてUPしていこうと思います。温王子でした・・・