HSP最終章(大学病院での臨床研究)

(正確にはHSP70)というタンパク質のレベルでの実験では増加することを確認しているが、HSP遺伝子の発現は確認できていなかった、という事です。遺伝子発現の実験には特殊な装置と技術、高額な研究費が必要であり、自分では出来なかったからです。そして平成25年頃に、富山大学生命科学先端技術センターの田淵圭章先生が、細胞が死滅する43、44℃で細胞を加熱した時には、細胞を死へ導く遺伝子(アポトーシスに関与する遺伝子)が多く発現し、42、40℃と細胞が死ぬより少し低い温度で加温すると細胞を死から守ろうとする遺伝子(HSP関連の遺伝子)が多く発現するという実験結果を論文発表され、これにより大いに力を得たようです。40~42℃のマイルドな温度での加温によりHSPが増加することの遺伝子レベルでの裏付けが出来たわけです。マイルド加温療法やHSP入浴法でHSPの遺伝子が発現してHSPが増加し、このHSPが様々な細胞防御の役割を果たして、確かに私たちをストレスから守ってくれている。ようです・・チョイムズでしたが、善かった良かった!温王子でした・・・