続・体温免疫力 2-3

熱が高いと、脳が必要とする酸素量も多くなるので、その酸素が十分に供給できずに、細胞が壊れてしまうのです。子供などが高熱を出すと、けいれんを起こすことがあります。高熱が出ている時は、体が緊張状態になっているので、血流が悪くなっています。そのため脳への血行も悪く、脳が酸素不足に陥ります。けいれんは、この酸素不足が原因で起きます。しかし、マラソンをしている時は、運動のための酸素を全身の筋肉に大量に送ろうとしているため、血液循環が非常に活発に行われています。そのために、脳が酸素不足になることはなく、脳細胞は高温にも耐えられるのです。もっとも、マラソンといっても高橋尚子クラスの一流選手が走っている時でないと、45度Cもの高温にはなりません。また、ふつうの人が45度Cもの体温に耐えられるということは、まずありません。いや~ほんとオモシロイ視点で、分かりやすく書かれています!流石、安保先生ですね~(笑)。まだまだ続きま~す。温王子でした・・・