続・体温免疫力 2-1

活発に働けるだけの体温が保たれていないと、活動が鈍ってしまいます。変温動物なら活動を中止してしまい、恒温動物である私たち人間は病気になってしまいます。もっとも分かりやすい例が、低血圧の人です。よく知られているように、低血圧の人は、朝に弱いという特徴があります。体温は、1日の中で、ある程度変動しています。朝が一番体温が低く、その後だんだん上昇していきます。朝は体温が低いと言っても、健康な人なら少なくとも35℃以上はあります。ところが低血圧の人は、35度に達しません。そのため、体内の生命活動が十分に行えず、起きたり動いたりする気力が出て来ないのです。体温が低いのは、なにも低血圧のためだけではありません。じつは、がん、膠原病、アレルギー、胃潰瘍・・・、病気と言う病気の全てが、体温の低い状態で起きています。今日は少しながくなりましたが(笑)、次回に続きます。温王子でした・・・